なんか一時期のストIIくらい色々ついてますが、いつもより月が大きく見える日に皆既月食が重なる珍しい日だそうです。sd Quattro Hとα6500で撮ってみました。
撮ってる時はノリノリなのですが、撮り終わった月を見ると、比較対象がないと月が大きいかどうかもわからなくて、ちょっと代わり映えがしない感じですね。
まずsd Quattro H + SIGMA 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSMで。
これはSPP(SIGMA Photo Pro)のホワイトバランスをオート(色残し)で現像してtiffで出力後、Lightroomで再現像したもの。
sd Quattro HにはSFDと言う7枚連写、合成してノイズのない高解像度の写真をつくりだす機能があるのですが、対象物が微動だにしない事が前提です。月は望遠で見ると結構な速度で動いていて、SFDでは撮る事ができません。
これはSFD撮影して合成したもの。やはりズレてます。でも、SPPに手動で(自動ならなおいいですが)画像の位置を調整してズレを直す機能があれば、合成できるのになあと思います。SIGMAさんぜひ。
これはSFDの7枚を個別にX3Fで書き出してtiffに変換してPhotoshopで位置を調整して合成したもの。単純に比較(暗)と比較(明)で合成しているので逆に緩くなってしまいました。
これは普通に撮ってカリカリ目に現像したもの。SFDならこの解像感以上で、ザラザラのノイズのないすごい画になるはず。
完全に月をネタに機材の話をしてるだけですが、SIGMA 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSMにx2.0のテレコンをつけて1000mmで撮影。F13と暗くなるのでシャッタースピードが稼げず、少しブレてます。
現像で暗部を持ち上げて影の部分を見えるようにしたもの。この辺も、SFDかHDR撮影でもっとうまく撮れそうなのですが。
ISOを800まで上げて、SSを1/5まで落として目一杯影の部分が見えるように撮影。赤みが出始めています。
暗くなりすぎるのでテレコンを外して。でもこれがsd Quattro Hだと限界のよう。
α6500 + SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary 017 にバトンタッチして、赤い月を。
さらに月食が進行した状態。撮影条件が揃っていないので良くわからないですね。すみません。ISO12800です。かなりノイジーだしディテールもないですね。どう撮ればよかったのかなあ……。
……とまあ、こんな感じでした。安い三脚と中国製で三脚とネジの径があっていない雲台で悪戦苦闘でした。泥縄ですが、中古のマンフロットのギア雲台を手に入れたので、次回はもうちょっと……あ、次回は35年後だっけ(汗)。